本文は南昌軌道交通1号線の北延、東延及び2号線の東延工事の土建工事プロジェクト02標辛波形区間の左線シールド工事を実例として、新型チキソトロピックスラリーの使用効果に対して分析を行い、トンネル工事の類似状況条件下での新型チキソトロピックスラリー工法の応用に根拠を提供した。
南昌軌道交通1号線北延、東延及び2号線東延工事土建工事プロジェクト02には、辛家庵駅~楢上駅区間、楢上駅、楢上駅~城南大道北駅区間、城南大道北駅、城南大道北駅~李巷駅区間、李巷駅、李巷駅~沈橋駅区間の3駅4区間が含まれている。
1.1辛~波形シールド区間工事概況
辛家庵駅~楢上駅(旧解放西路駅)間の線路は辛家庵駅を出た後、上海路に沿って南へ進み、消防支隊用の部屋、1-6階民家、新華安生活空間建築物群、南昌市公共交通グループ辛家庵寮、愛巣テーマホテル、2-7階建築物を順に下へ通り抜けた後、東へ曲がって解放西路に入り、解放西路と利民交差点の東に楢上駅を設置した。
辛波区間は全断面富水砂層にあり、地下水が豊富で、かつ複数の建物を下に通す必要があり、320メートルの小半径曲線掘削工事も存在し、リスクが高く、場所が小さく、難易度が高い。
新型チキソトロピックスラリーは中盾予備孔位を通じて土体と盾殻の隙間に注入され、摩擦低減、潤滑、沈降防止の役割を果たす。新型チクソトロピースラリーは以下の特徴を有する:
1可塑性が強く、流失しにくい
2耐荷重性と耐沈着効果が高い
3地下水に希釈されにくい高い耐水性
4凝集性を有する保護層形成による浸出通路の低減
5硬化硬化しにくく、潤滑性がある
6スラリー攪拌配置の便利な使用量コストの制御可能
新型チキソトロピックスラリー沈降効果解析
244環沈降積算状況、244環10月21日午後14時掘削完了
248環沈降積算状況、248環10月22日午前03時掘削完了
244リング掘削時の地面沈降は-2.03 mm、最終的に後期を経た累積沈降は-2.38 mm、248リング掘削時の地面沈降は-2.19 mm、最終的に後期を経た累積沈降は-2.5 mmであった。
<strong>新型チキソトロピックスラリー使用後のシールドパラメータ変化
242リング新型チキソトロピックスラリーを使用していない場合のシールド掘削パラメータと245リング新型チキソトロピックスラリーを使用した場合の掘削パラメータ、具体的には下図の通り
242リング新型チキソトロピックスラリー掘削パラメータを使用していない
245リング新型チキソトロピックスラリーを用いた掘削パラメータ
シールド施工時に中シールド11時方向に予約された孔位から新型チキソ泥を注入し、11時方向に注入した後に新型チキソ泥を使用する前後のB組シリンダとD組シリンダのシリンダ圧力及びシリンダストロークの変化状況を分析することにより、新型チキソ泥を使用することでシールド旋回時或いはずれ補正時にシールドに外力作用補助シールド姿勢の調整を提供し、管片の破損を避けることができることを証明した。
本文は南昌軌道交通1号線の北延、東延及び2号線の東延工事の土建施工プロジェクト02標辛楢区間の左線シールド施工に基づいて新型のチキソトロピックスラリー工法がシールドプロジェクトに使用され、シールド施工中のシールド掘削による地層への摂動を効果的に制御し、施工段階の地面沈降制御は設計範囲内にあり、同時にシールド旋回或いは偏倚是正時にシールドに外力作用補助シールド姿勢の調整を提供することができることを検証した。